JUPITER

【JUPITER/ジュピター】調香師：ソフィア・バルデッリ
このスパイシーなウードは、強烈でややアーシーでウッディな中心部を持ち、インセンスとアンバーで照らされたシスタス、バニラ、トンカビーン、グレーアンバーが温かく樹脂のようなバルサミックなベースノートをもたらしています。まるで神々の王のように、この香りは無条件に注目を集めることでしょう。

(インスピレーション)
神々の王であるジュピターは、尊敬と畏怖の念を同時に抱かれる存在でした。非常に気性が荒く、神々の中で最も強力な武器と言われる強大な雷を武器に天界を支配していました。兄弟を死から救い、タイタン(ティーターン)の戦いを勝利に導き、父を倒して王位に就きました。好色の追求で知られるジュピターのように、この香りは力強く、精力的で、魅惑的です。

(フレグランスノートと成分)
スパイシー アロマティック トップ：サフラン、ウード、インセンス、シスタス、ダヴァナ
スムース ウッディ ハート：パチョリ、サンダルウッド、シダーウッド、ベチバー
アンバー パウダリー ベース：ウード、アンバーグリス、トンカビーン、アンブレットシード、ムスク、バニラベリー

(ジュピターの物語：ローマ神話より)
ヒメトゥス山の女王蜂がオリンポスに上り、巣から採れたての蜂蜜をジュピターに贈りました。
ジュピターはその捧げ物に喜び、彼女が求めるものは何でも与えると約束する。女王はすぐに懇願しました。
「汝に祈る、私に針を与えよ、もし人間が私の蜂蜜を取ろうと近づくならば、私は彼らを殺すことができるから」
ジュピターはひどく不愉快に思いましたが約束を断ることはできませんでした。ジュピターは蜂にこう答えます。
「お前たちの望みを叶えてやろう、ただし命を危険に晒すことになる。もし針を使えば、針は傷に刺さったままとなり、それを失って死ぬことになるからだ」
このローマ神話の寓話は、悪意や恨みは私たちを悩ませ苦しめることを教えています。ローマの人々はこの惑星を、神々の王であり、天空と雷の神でもあったユピテル(ジュピター)にちなんで名付けました。…それは空で最も大きな天体であり、それゆえに最も強力であり、それゆえにジュピター(木星)と呼ばれます。

100ml
Pure Parfum/Extrait